工場や倉庫の屋根は、雨・風・紫外線から設備や製品を守る大切な存在です。
工場や倉庫などの屋根にサビや穴が見つかったとき、「まだ雨漏りはしていないから大丈夫」「次の大規模改修のタイミングで直せばいい」と先送りにする経営者の方は少なくありません。しかし、屋根のサビや穴は放置すればするほど劣化が進み、結果的に高額な全面改修費用や長期間の稼働停止につながる可能性があります。
屋根のサビや穴を放置した場合のリスク、部分補修の方法や費用相場を紹介します。

屋根のサビや穴を放置すると起こる5つの問題
工場や倉庫の屋根にサビや小さな穴があっても、つい「まだ大丈夫」と後回しにしてしまうこと、ありますよね。
しかし、放置すればするほど被害は広がり、結果的に大きな修繕費用や操業停止につながる可能性があります。
屋根の不具合を放置するとどんな問題が起こるのか。
1. 雨漏りによる製品・設備への損害
屋根にできた小さな穴やサビから侵入する雨水は、想像以上に深刻です。
• 製品の品質トラブル
保管中の原材料や製品が濡れると、再利用できず廃棄となるケースが多いです。
特に食品や紙製品、精密機器は一度濡れたら商品価値がゼロになることも。
• 設備の故障やライン停止
水が電気設備に入り込みショートすると、ライン全体を止めて復旧作業が必要になります。
納期遅延や生産ロスは、直接的な損失だけでなく顧客からの信用問題にも直結します。
• 作業環境の悪化
床が濡れて滑りやすくなり、転倒事故のリスクが増加。労災につながる恐れもあります。
2. サビの拡大による屋根全体の強度低下
サビは放置すると確実に広がります。
最初は一部の板金だけだったのが、気づいた時には屋根全体に腐食が広がり、補修では済まなくなるケースも。
• 補修費用の高騰
部分補修なら数十万円で済むところが、全面葺き替えとなれば数百万円単位に。
• 工場の操業停止リスク
大規模工事になれば数日〜数週間の操業停止が必要になる場合もあり、生産スケジュールに大きな影響を与えます。
3. 建物内部の湿度上昇とカビ・腐食
屋根から入った水分は天井裏や壁の中に留まり、目に見えない形で被害を広げます。
• 断熱材や木材が腐る
湿った断熱材は断熱性能を失い、夏は暑く冬は寒い工場に。
木材は腐朽菌に侵されて脆くなり、耐震性が落ちることも。
• カビの発生
食品工場やクリーンルームでは衛生基準に抵触する恐れがあり、行政からの指導や一時操業停止のリスクも発生。
4. エネルギーロスによるランニングコスト増
屋根に穴や隙間があると、外気が出入りしやすくなります。
• 空調効率の低下
夏場は熱気が入り込み、冷房が効きにくくなり光熱費が上昇。
冬場は暖気が逃げてしまい、暖房コストも増えます。
• 作業効率の低下
室温が安定しない工場では、従業員の集中力や作業スピードが落ち、生産性にも悪影響を及ぼします。
5. 外観の悪化と企業イメージの低下
屋根にサビが広がっていると、外から見た時の印象は一気に悪化します。
• 取引先や来客へのマイナスイメージ
「建物のメンテナンスもできていない会社なのでは?」と思われると、取引に影響することも。
• 採用活動への悪影響
応募者や見学者が職場環境を見たとき、古びた屋根や雨漏りはマイナス評価になりやすいです。

屋根セルフチェックリスト
以下の項目に1つでも当てはまる場合は、早めの点検・補修がおすすめです。
・屋根材に赤茶色のサビが広がっている
・雨の日に天井や壁にシミが出る
・屋根の一部が膨らんでいる、浮いている
・空調が効きにくくなった気がする、光熱費が上がった
・屋根裏や梁にカビが発生している
・工場外観が古びた印象になってきた
・工場内の湿度が高い、カビ臭がする

部分補修の費用相場とメリット

ポイント
• 補修は早いほど安い
• 稼働を止めずに施工可能な工法を選べば、生産への影響も最小限

まとめ
屋根のサビや穴は、放置するほど補修範囲が広がり、費用も操業リスクも増大します。
定期的なチェックと早期補修が、工場経営における最大のリスク回避策です。
• 屋根のサビや穴は早期発見・早期補修がコスト削減の鍵
• 部分補修は低コスト・短工期で工場稼働への影響も少ない
• 京都府の補助金・助成金を活用すればさらに負担を軽減可能
• 定期点検を年1〜2回行い、劣化を未然に防ぐ

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